SDGs 取り組みと具体例をわかりやすくご紹介【取り組み企業紹介】
SDGsの重要性について語られることはありますが、実際どのような取り組みが行われているのでしょうか。今回は取り組み事例をご紹介していきます。
今回ご紹介するのは個人的に身近な取り組みを中心にご紹介します。それぞれどのようなSDGsの目標を取り組んでいるのかも併せて解説しますので、是非最後までご覧ください。
そもそもSDGsはどんな内容か?企業が取り組むとどんなメリットがあるのかについても解説していますので、以下の記事も併せてご覧ください。
SDGsとは?【SDGsをわかりやすく解説】
SDGs 企業はなぜSDGsを取り組むのか?メリットをわかりやすく解説
SDGsを目標別にわかりやすく解説 【What’s SDGs ?】記事はこちら
企業の具体例をご紹介
Apple 世界的企業が掲げるカーボンニュートラル
世界的企業であるAppleはカーボンニュートラルについて積極的に取り組んでいます。プレスリリースによると温室効果ガスの排出でカーボンニュートラルを達成しているとのことで、
今後は総合的なカーボンフットプリントをIPCC目標に20年前倒しでネットゼロを達成すると計画しているとのことです。
カーボンフットプリントは、直訳すると「炭素の足跡」。商品やサービスの原材料の調達から生産、流通を経て最後に廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算したものです。
ネットゼロとは、温室効果ガスあるいは二酸化炭素(CO2)の排出量から吸収量と除去量を差し引いた合計をゼロにする、という意味です。排出量を完全にゼロとすることが現実的には難しいため、排出量を正味(=ネット)ゼロとすることを指しており、「CO2ネットゼロ」といわゆる「カーボンニュートラル」の意味するところは同じです。
ホームページにはApple製品に低炭素の再生材料を使用し、画期的な方法で製品のリサイクルに取り組み、可能なかぎりエネルギー効率が高くなるような製品デザインを心がけていくことが公表されていて、達成までのロードマップも記載されています。
こういった大企業が大きく表明することは、業界の意識を変えるためにも大きな行動だと思います。
BRING ファッション業界の大量問題を解決
BRINGは「服から服をつくる」をテーマにしているブランド。古着を回収し化学分解した再生原料を使って作られる、資源を循環した製品”サーキュラーエコノミー”を実現するブランドです。
サーキュラーエコノミー(Circular Economy)とは、日本語訳で「循環型経済」。 これまで経済活動のなかで廃棄されていた製品や原材料などを「資源」と考え、リサイクル・再利用などで活用し、資源を循環させる、新しい経済システムです。
BRINGの独自技術で作られる[BRING Material]は再生ポリエステルはアパレル製品を製造する際に発生する残反や残糸、提供された古着を原料にしています。
定番のカットソーはドライな着心地でコットのような肌触りで普段着として着やすいデザインになっています。オンラインサイトで購入可能で、最近ではセレクトショップでの取り扱いや協業があったりとじわじわ広がっているブランドです。
mymizu プラスチックごみの削減を楽しく実現
mymizuは使い捨てプラスチック消費を減らすことを始め、人々の消費行動を持続不可能から環境に責任を持つものに変えることをミッションとしているプラットフォームです。
mymizuの取り組みは無料の給水スポットを設置し、マイボトルを持ち歩くことでプラスチックごみの削減を目指しています。全国47都道府県、700店以上の企業や店舗がmymizuに登録し給水スポットを提供しています。
日本初の無料給水スマートフォンアプリ、mymizuは、この12ヶ月間(2020年12月時点)で60,000以上ものダウンロード実績を上げました。アプリユーザーはペットボトルを購入する代わりにマイボトルで給水し、「給水トラッカー」機能を利用するだけで、自分の社会貢献を可視化することができます。
今現在、全ユーザーで80,000本以上のペットボトルと25,000キログラム以上のCO2排出量の削減を達成してきました。さらに、クラウドソーシングされたアプリには、世界中で20万箇所の給水ポイントが蓄積されており、飲料水のデータベースとしては最大規模かつ急成長を遂げています。
生活に欠かせない水は購入頻度が高いため自然とペットボトルやパッケージに使われるプラスチックごみが増えていきます。一番必要なモノだからこそ環境に負荷のかからない取り組みが必要という視点はとても大切だと思いますし、マイボトルを持ち歩くだけで気軽に参加できる点も始めやすいポイントだと思います。
まとめ
SDGsの目標を眺めているだけだとわかりにくいことも、実際の取り組みを見たり体験することで理解が進みます。消費者が参加する際はハードルの高い取り組みよりも、生活に取り入れやすく継続できるコトから始めてみるのが良いと思います。
企業はSDGsを取り組むことで新たなコストがかかるかもしれません。しかしそのコストをペイできるぐらい努力をすることが企業には求められていると思います。消費者の意識の高まりに乗り遅れないように、企業は常に先を歩くことが重要だと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
SDGsとは?【SDGsをわかりやすく解説】