SDGs 企業はなぜSDGsを取り組むのか?メリットをわかりやすく解説
SDGsといってもなぜ取り組む必要があるのか分からない方も多いと思います。特に消費者の立場として語られることが多いため企業側の理解度がなかなか進まないこともあるかもしれません。
今回は企業側がSDGsを取り組むメリットを解説します。SDGsを流行りのキーワードというだけの理解だけだと、消費者はどんどん離れていく予測が出来ます。
まずは私たち消費者がSDGsを取り組むメリットを簡潔に説明して、企業が取り組むべき2つの理由について解説します。
消費者がSDGsを取り組むメリット
SDGsを意識することで自然と毎日の行動が変わり生活の質が向上していきます。
一見関係のないように見えますが、SDGsを意識することでシンプルでミニマルな生活を送ることに繋がると感じています。
考え方が変わると日々の選択が変わり、行動が変わる。
何が必要で何が必要でないかが見えてくるとシンプルでミニマルな生活にぐっと近づくと思います。ぜひ最後までご覧ください。
SDGssを理解するメリット
- SDGsに対する個人の取り組むべき行動はQOL(生活の質)を向上することに繋がる
- モノやコトを選ぶ基準が変わり責任ある選択ができる
- 本当に必要なモノ・コトが明確になり、ミニマルな思考になる
SDGsとは?【SDGsをわかりやすく解説】
SDGsを目標別にわかりやすく解説 【What’s SDGs ?】記事はこちら
ESG投資に乗り遅れないために
企業がSDGsを取り組むメリットの一つ目のキーワードはESG投資です。
ESG投資という言葉聞いたことありますでしょうか?
ESG投資とは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス=企業統治)の3つの観点から企業の将来性や持続性などを分析・評価した上で、投資先(企業等)を選別する方法のことです。
例えば企業が大きな利益を生み出し投資家への還元が大きくあったとしても、売上を生み出す過程で環境負荷が大きかったり、人権に配慮できていなかったりすると投資対象から外しますということが考えられます。
最近で話題となったアパレル最大手のユニクロが中国ウイグル地区が生産しているコットンを使用していることで、大きな非難を浴びていました。中国のウイグル人へのジェノサイドが大きな問題となっていることで、同生産地のコットン使用は非人道的な行為として見られています。
ユニクロと同じようにコットンを使用していたとされるアパレル企業は、一部使用を認め取引停止を表明するなどすぐに製造過程の直しを表明した企業もありましたが、ユニクロは明確な発言を避けたことで非難が集中しています。
こちらの記事で解説していますのでチェックしてみてください。
このようにサプライチェーンのどこかで人権侵害などがあるケースもESG投資の対象からは外れてしまうでしょう。
また、企業の本業とは別に社会問題に取り組んでいる企業を評価する動きが高まっておいるため、SGDsと一緒に紹介される機会も多いです。
持続可能な企業体系であることを表すため企業はSDGsを理解して取り組む必要があります。
消費者に選ばれるために
ESG投資は投資家の目線でしたが、私たち一般消費者も企業活動を見るようになっていきます。先ほどご紹介したユニクロの例にあるように日常生活に大きくかかわる企業であれば自然と目に入りますし極端な話、商品を購入しないきっかけになるかもしれません。
事実、僕自身ユニクロのヘビーユーザーでしたがこの問題をきっかけに購入をやめました。
洋服よりも身近な商品として、食品を製造販売する企業であったらどうでしょうか?
ブランド価値の高いお肉屋や果物が実は環境負荷の高い薬品を使い、安い労働力で製造していたら、果たして購入を継続するでしょうか?
家具や家電も同様に、自分が使用することで誰かの命を削っているとしたら、その企業は消費者からも選ばれなくなる可能性が高いですよね。
関わりの深い目標についてそれぞれの記事で買い説していますので併せてぜひご覧ください。
まとめ
企業がSDGsを取り組むメリットは、
・ESG投資の対象となり投資家から選ばれるため
・SDGsを意識して買い物をする消費者に選ばれるため
上記2つから、企業は売上至上主義だけでは投資家・消費者から選ばれなくなっていくことがわかります。
商品の提供などサービスだけでなく、どんな労働環境になっているのかなど企業体系を見直すこともSDGsと関係の大きい事柄です。
持続可能な企業の運営を行うためにSDGsを積極的に取り組み、当たり前のような企業体系を行っていただくことが最善策だと感じます。
最後までご覧いただきありがとうございました。