【脱ユニクロ】 ウイグルとロシア問題から見る依存することの危うさ

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【脱ユニクロ】 ウイグルとロシア問題から見る依存することの危うさ

こんにちは。これまでユニクロとウイグル問題について解説していきましたが今回は脱ユニクロというテーマでどんな現象が起きているのかご紹介していきます。

僕自身、ユニクロ製品の購入をやめているので脱ユニクロを実践しているのですが、理由は以下で解説していますので是非ご覧ください。

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ロシアに対する問題

様々な国がロシアに対して経済制裁を加えることで行動を共にしていて、日本も同様に経済制裁をおこなっていります。

ウイグルとロシアの戦争(ロシアによる侵略)は世界に大きなインパクトを与えていますが、特にロシアという国に対するイメージは大きく変わったもしくは、初めてロシアという国を真剣に考えたのではないでしょうか。

わかりやすいのはアップル、イケア、ナイキなど国際的な大企業はロシア国内の営業を停止するなど大企業の対応は明確なものでした。

同様に日本企業の対応も気になる中でユニクロの対応に注目が集まりましたが、どのような内容だったかというと、

柳井氏は3月7日付の日本経済新聞で「衣服は生活の必需品。ロシアの人々も同様に生活する権利がある」として撤退せずに営業を続けると明言した。  

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この発言によってSNSを中心に批判が相次ぎ、一部の消費者は不買運動を宣言したり、「二度とユニクロやGUの服は着ません」とごみ袋に衣料品を入れた写真をアップするなどの抗議に発展しました。

事実、ユニクロのロシア国内の価格は

その後、ファーストリテイリングは態度を一変。わずか3日後の3月10日に「現在の紛争を取り巻く状況の変化や営業を継続する上でのさまざまな困難から、事業を一時停止する判断にいたった」と発表し、ロシア国内にある全50店舗の営業一時停止を表明したという流れになっています。

ウイグル問題と併せて企業イメージは低下中?

ロシアの営業に対する右往左往な対応は、「どんな状況でも利益追求するという企業」と、捉えられてしまっても不思議ではありません。

しかし、ここで押さえておきたいことはウクライナに支援もおこなっていることです。

UNHCRを通じて、人道支援のため1,000万米ドルの寄付と衣料20万点の提供を発表しました。さらにヨーロッパでは、従業員有志が、ウクライナから近隣諸国に避難した人々に、衣料を直接届ける活動を始めています。

ファーストリテイリングホームページより

寄付をしていることは事実ですが、加害者側にもある意味支援をしている状況が何とも曖昧でどっちつかずの対応でした。

ウイグル新疆綿の問題で大きな注目を集めていた矢先の今回の対応であったため、ユニクロ(ファーストリテイリング)のイメージ低下は避けられないと感じています。

独裁国家との付き合い方と危うさ

ロシアによるウクライナ侵略によって、経済的な依存がいかに危ういか意識した人も多いのではないでしょうか。商売だけでなくエネルギーの分野でも繋がりのある国はいろんな利害関係が絡んでいて、難しい決断を選ばれている方も多いと思います。

そういったロシアや中国など独裁国家との付き合いがどれほど危ういのか、依存することにどんなリスクがあるのかというのが身近に感じた出来事だと思います。

ファッション業界にいる身としては、サプライチェーンの中でそういった国の工場が絡んでいた場合、商売に大きな影響があります。

工場が閉鎖すると商品の生産は止まり、代替えの工場を探す間に納期は遅れ、無理な販売計画に追い込まれることも予想されます。消費者に近い立場で仕事をしていると、そういった生産背景を忘れがちですがとても大切な視点だと痛感しました。

まとめ

脱ユニクロといテーマで現状ユニクロにどんな問題が起きているのか解説していきましたが、脱ユニクロを推奨している訳ではありません。

どんな問題が起きているのかを認識しておくことで、自分の買い物がどんな意味を持つのか知ることが大切だと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

Usk_ユースケ

Usk_ユースケ

ファッション業界のデジタル領域勤務。
コロナ禍をきっかけに価値観が大きく変化し、雑記ブログ「TheCycle」をスタート。イイモノ・イイコトをブログで発信中
・stand.fmでながらで聴くラジオと歌ってみた&オリジナル曲配信中
・instagramはコーヒー記録と歌ってみたを発信