SDGs 達成度 ランキング 2021 【日本の取り組み・順位は?】

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今回はSDGsの達成度ランキングを見ていきます!

SDGsには17の目標がありますがそれぞれどのくらいの取り組みが行われ、どのような達成度になっているのか。また、どの分野が得意でどの分野が苦手なのか。ランキング形式で世界との比較を見てみましょう!

SDGsとは?

SDGsについてまずはどんなものか知りたい方はこちらで概要をざっくり解説しています。ぜひチェックしてみてください↓

【日本は何位?】SDGs達成度ランキング 【2021年版】

Sustainable Development Report 2021は、持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN:Sustainable Development Solutions Network)とベルステルマン財団(Bertelsmann Stiftung)によって作成されたレポートです。

同様のレポートは2016年から毎年発表されていて、2021年版は6月に報告されました。このレポートに掲載されている、日本のランキング・SDGs達成度合いを見ていきましょう。

日本は18位!昨年よりランクダウン

日本は165か国中18位!2020年度は17位でしたので1ランクダウンでした。ちなみに順位の推移はこのようになっています。※()内は平均スコア

  • 2016年:18位(75点)
  • 2017年:11位(80.2点)
  • 2018年:15位(78.5点)
  • 2019年:15位(78.9点)
  • 2020年:17位(79.1点)
  • 2021年:18位(79.8点)

世界のTOP20には入り続けていますが後退することもあるという現状です。

達成度ランキングTOP20

それではTOP20を見てみましょう。

Sustainable Development Report 2021より
Sustainable Development Report 2021より

1位はフィンランドとなっており、北欧の国が上位を占めています。ランキング表には入りませんでしたが、主要な国ではアメリカが32位、タイが43位、ロシアが46位、中国が57位、ブラジルが61位、インドが120位でした。

SDGsの取り組みについて日本の課題は?目標別の達成度

SDGsの取り組みについて日本の課題は?目標別の達成度 目標別の達成度合いはどのようになっているのか?レポートの中に目標の達成度合いを簡易的な表にしたものがありますので見ていきます。

Sustainable Development Report 2021より

背景の色と矢印によって目標の達成度合いと進捗があらわされています。

背景の色分け

課題のグラデーション

  • 緑:成果が見られる目標
  • 黄色:課題が残っている目標
  • オレンジ:重要な課題が残っている目標
  • 赤:最も重要な課題が残っている目標、

矢印の色分け

進捗のグラデーション

緑の矢印(On track or maintaining SDG achievement): 2030年までの目標達成に向けて順調な割合でスコアが増加している/目標達成値を超えている

  • 黄の矢印(Moderately improving):適度に改善している。2030年までに目標達成するために必要なペースは下回っているが、必要なペースの50%は超えている

  • オレンジの矢印(Stagnating):停滞している。2030年までに目標達成するために必要なペースの50%を下回っている。

  • 赤の矢印(Decreasing):スコアが減少している。取り組みが悪い方向に向かっている。

    ●●データがない

    表から見る日本の課題とは?

    表から見た日本の課題とは何なのか?改めて見てみると、

    日本の長所と短所

    • 順調に取り組み成果が出ている目標:目標4(質の高い教育をみんなに)・目標9(産業と技術革新の基盤を作ろう)・目標16(平和と公正をすべての人に)
    • 停滞もしくは減少していて重要な課題が残っている目標:目標13(気候変動に具体的な対策を)・目標14(海の豊かさを守ろう)・目標15(陸の豊かさも守ろう)

    取り組みが順調な目標4(質の高い教育をみんなに)・目標9(産業と技術革新の基盤を作ろう)は日本でも強いイメージがありますね。何をもって達成なのかというところはそれぞれに設定されているターゲットをみてください。そこを基準として評価されています。

    一方極端に課題が残る目標としては目標13(気候変動に具体的な対策を)・目標14(海の豊かさを守ろう)・目標15(陸の豊かさも守ろう)という部分で、主に環境に関連した目標であることがわかります。

    環境に負荷をかけている要因は個人レベルではなく、業界そのもの、企業や会社の責任が大きいと指摘する人も多いと思います。

    企業の責任が大きいということであれば、日本が苦手としている目標を積極的に取り組んでいる企業の商品を選んだり、コンテンツに参加してみるなどのアクションが考えられます。

    個人レベルでも間接的にSGDsの取り組みに参加することが出来ると思いますので、まずは自分事として考えてみることが大切だと感じています。

    自分後に考えてできることを考えてみる

    ランキングという見方は一長一短で、それぞれの国の人口や経済状況や文化も違うこと考えると比較することは意味がないという方もいると思います。

    僕自身もランキング形式は現状を把握するための1つの手段というだけで、重要性が高いということはないと思っています。

    このランキングで重要なことは日本の世界からみた長所と短所を確認し、長所はよりよく、短所は改善に必要なアクションはなんだろう?と考えることが大事だと思います。

    例えば取り組み強化が必要な目標となっている⑭海の豊かさについて、自分に何ができるだろうと考えてみます。プラスチックごみが問題になっているという事実があれば考えられるアクションとしては、

    • ごみ拾いのボランティアに参加してみる
    • 買い物ではプラスチックをもらわずエコバッグを使ってみる
    • 水筒を持ちあるいてペットボトルを使わないようにする
    • 目標⑭の取り組み成果をレポートしている会社の商品を購入したり、投資する。

    といったことが考えれます。

    まとめ

    今回は日本のSDGsの取り組みについて、現在の達成度を確認してみました。

    • SDGsレポートで日本の順位をチェック
    • 日本の得意としている目標や取り組み強化が必要な目標をチェック
    • 取り組み強化が必要な目標で自分にできることはないか考えてみよう
    • 自分事と考えて行動してみよう

    SDGsがきっかけとなり行動変容に繋がると、生活の質が変わると感じいます。はじめは興味のある目標だけでもいいので少しだけ考える時間を作ってみてはいかがでしょうか。きっとモノやコトの考え方が変わるはずです。

    最後までご覧いただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

    Usk_ユースケ

    Usk_ユースケ

    ファッション業界のデジタル領域勤務。
    コロナ禍をきっかけに価値観が大きく変化し、雑記ブログ「TheCycle」をスタート。イイモノ・イイコトをブログで発信中
    ・stand.fmでながらで聴くラジオと歌ってみた&オリジナル曲配信中
    ・instagramはコーヒー記録と歌ってみたを発信

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